2009年08月06日

見テ見ヌフリヲ学ベ

うちから幹線道路に出る道に面した家。
この家の前には建物に沿って車を2台止められる
駐車スペースがある。
普段はもみじマーク付きの軽自動車が一台余裕で止まっているだけだが、
週末になると古そうなキャデラックが停まる。
車の幅員の三分の一は道路にはみだしている。

道路自体が広くないので
うちの車(それほど幅広ではない)でも通過はテクニックを要する。

どんな人が、オーナーなんだろうと思っていた。
もちろん、こんなコダワリの車に乗ってる人を見たい…のではなく
こんな邪魔くさい止め方する奴の顔を見たい、だ。

先週の土曜、ムスコとその道を歩いていたら、30代と思しき
男性が洗車をしていた。
僕らがその車のところに来た時、丁度、黒猫のトラックが来たので
脇に避けて待っていた。
車のオーナーは洗車の手を休め、ボンネットに片手を置いて
その手に体重をかけ、足は軽く交差して……
「おれと愛車」みたいな風情で、トラックが苦労して
通り過ぎるのを、おいおい、ぶつけるなよという顔で見ていた。

トラックが通過してから、彼はまた洗車を始めた。

するとムスコ、その男に

「車が邪魔なんですよ」と言った。

やってくれたぜ。また対処に困ることを……
いやな汗が背中に。

A君の、とても太ったママに
「体重は何キロですか?」と聞いた時くらいの衝撃。

ムスコよ、丁寧に言えば何を言ってもいいってもんじゃないんだ。

男はムスコを見て、それから僕を見て文句言いたげな表情。

仕方がない。ああ、仕方がない。

「いや、マジで邪魔だから」

と言った。
すると男は一転困った顔をして

「だって、駐車場が狭いんだもん」と言った。

だって、駐車場が狭いんだもん
だって、駐車場が狭いんだもん
だって、駐車場が狭いんだもん
だって、駐車場が狭いんだもん
だって、駐車場が狭いんだもん
だって、駐車場が狭いんだもん

うーん、素敵な理由だ。
きっと素敵な人生を歩んでいるのだろう。

こんな男のことはどうでもいいが、ムスコには
そろそろ見て見ぬふりを教えねばなあ。
ご近所問題は危険だ。
暴力沙汰になったら僕は確実に負けるし。

ここへ越してくる前は等々力に住んでいた。
マンションの前の駐車場を借りていた。
となりはミニクーパーだった。
小さいのでうちは車の出し入れが楽ちん。
しかしある日、ジャグワに変わっていた。
英国趣味は僕も賞賛する。実際、格好良かった。
しかし、駐車場の区画からガバッとはみ出している。
明らかに契約違反だろう。
うちの車も出し入れしにくくなった。

ある日駐車場へ行くと、男がジャグワのボンネットを
開いて何かしていた。
僕らが行くと、なんだか得意な顔をして、作業を終え、
駐車場を出て行った。
その一連の動作が、やっぱりなんだか得意気で。

こういう車を好きな人って、似てるのかもしれない。
デカイ車って以外の共通点はないのだけど。

posted by bakune at 03:09| Comment(9) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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