2009年07月09日

オレノパパ

小学校に入学して三ヵ月がすぎたムスコ。

「パパ、ぼくね、あだ名をつけられたんだよ」
「おおっ! なんだ!?」
「のりって言うんだ」
「のり…」

どうやら海苔のことらしいが、イマイチぴんと来ない。

「どうして海苔なんだ?」
「ええとね…」

名字が一文字被っている。
ただそれだけらしい。

「Aくんがつけたの」

そしてムスコはAくんについての説明を始める。
ムスコの話を整理すると

1.Aくんはお笑い芸人になりたい
2.お笑い芸人はみんなにあだ名を付ける
3.だからAくんはみんなにあだ名を付ける

お笑い芸人=有吉か。
ムスコがテレビを見るような時間帯に有吉が
登場することはまずないので、ムスコには
なんのことやらわからないと思うが…

「他の友だちにもあだ名があるのか?」
「うん、あるよ」

聞いてみると
しめじ、たまご、あさり、すてーき、ちゃーはん…
ズラッと食べ物の名前が並ぶ。
みんな名字の一文字がかかっているのだろう。
SちゃんとSくんは、どっちも「す」だから
ふたりともステーキなんだそうだ。
なんとも厳格なルールである。

さて、その「のり」というあだ名は気に入って
いるのだろうか?

「うん! これからはぼくのことは《のり》って
 呼んでよ」

だそうだ。

それが数日前のことだ。

昨日、銀行へ行って帰宅する時に、
Aくんと並んでノタクタと下校中のムスコと出会った。
コドモワールドを邪魔しちゃいけないので
僕はAくんに挨拶だけしてそのまま帰宅した。

程なく帰宅したムスコが言う。

「パパ、パパにもあだ名がついたよ」
「ど、どんなあだ名だ!?」
「《かぜ》だって」

風? 風邪?
一文字被ってはいるが…

「わからないな…どうしてだろう。
 パパの名前を教えたのか?」
「ううん、ちがうよ。
 会社をおやすみしてるから《風邪》なんだって」

んああ…

Aくんのパパが平日昼間にうろついているのは
風邪の時だけのようだ。
それにしてもAくん。
命名基準がこれまでとかなり違うぞ。

ところで、僕は聞いてしまった。
ムスコ、Aくんに僕を紹介する時に

「おれのパパだよ」

と言ったのだ。

「おれ」だってさ。

今度冷やかしてやろう。
うひひ。
posted by bakune at 23:42| Comment(13) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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